唯川恵。
唯川恵のエッセー読みました
唯川さんの本多分初めて読んだ・・かな??
コレ結構面白かったです
題名の通り、「悪女」についてのエピソードがいくつかある
短編のような形のエッセーです
エッセーなので、
著者の考え方や意見がかなり述べられているんですが、
私これ読んで唯川さんスキって思いました
次は恋愛小説読んでみたいです
読んでて「わかるわ〜」とか「いるいる!」とか
思ったりして人に話したくなります
読んでいると、私が思ってることと一緒!とかもあるんですが、
やはり作家さん、文章が綺麗で言いたいことを端的に述べてくれています
その中の1つ・・
恋愛をする上でついてしまう「嘘」についてのエピソード。
めっちゃ共感できた文で、ぼんやり自分の中ではそう思ってたけど
うまく文章にできない自分に
「まさしくそうだ!」と思わせてくれた文章です。
(以下引用)
基本的に、自分のことはどんな嘘をついても構わない。
大きい嘘だろうと小さい嘘だろうと、返ってくるのはみんな自分だし、
嘘をついたら、それなりに引き受けなければならないことも当然出てくる。
嘘をついていい目に遭うのも自分なら、痛い目に遭うのも自分。
ただ、他人のことで嘘をつくのはルール違反かな。
(中略)
相手の足を引っ張るのではなく、自分を上手くアピールする嘘をつく。
そしてもうひとつ。
私は嘘をついている、ということをちゃんと自覚しておくこと。
これをなくすと、本当のものも見えなくなってしまう。
怖いのは、嘘をつくことではなく、本当との区別ができなくなってしまうことだから。